【カリキュラム】〜LEVEL.9 ディレクション〜

LPデザインマスタークラスでは、完全未経験からLP制作フリーランスとして活動を始めたい方に向けて、10段階に体系化された独自カリキュラムを用意しています。

本記事では、「LEVEL.9 LP制作ディレクションスキル」の内容をご紹介します。

本講座ではここまで、「個人でLP制作を高速でこなす体制」 を構築してきました。


しかし実績と単価が上がった今、次のステージは 「自分でやらないことを増やす」 ことです。

  • 1件25万〜30万円以上になったら、コーディングなどの定型業務は信頼できるワーカーへ外注
  • 自分は構成・デザイン設計など本質的な仕事に集中し、時間と自由を生み出す
  • 経験値があるからこそできる、「的確な発注」と「無駄のないディレクション」を磨く段階へ

外注は“楽をする”手段ではなく、“自分のリソースを最適化する”戦略。
「できるけれど、あえて自分ではやらない」という選択で、あなたの働き方を劇的に変えていく方法を学んでいきましょう。

この記事を書いた人
片岡亮太のプロフィール画像

LP DESIGN MASTER CLASS 講師
片岡 亮太 Ryota Kataoka

株式会社KATAOKA DESIGN MARKETING 代表取締役
LP専門Webデザイナー / Webコンサルタント・セミナー講師

1986年生まれ。札幌市在住。早稲田大学教育学部社会学科社会科学専修卒業(社会学専攻)。フリーランスとして『LP制作集客代行サービス』を通じてこれまで通算実績450件以上のLP制作案件を担当。著書に『Web制作フリーランス入門講座』『みるみる成果が上がる!ランディングページ制作入門講座』(ともにソーテック社)。公式Xアカウント(フォロワー3.7万)

なお、LPデザインマスタークラスの特長や全体のカリキュラムについて把握されたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

目次

LEVEL.9 LP制作ディレクションスキルのカリキュラム

本記事で解説しているLEVEL.9 LP制作ディレクションスキルのカリキュラム

LEVEL9の学習目標
●個人体制で単価UP&売上向上を狙いながら一部の作業を外注して精神的・時間的余裕を生み出す。
●外注先のワーカーと良好な関係を築くことに加えて、質の高いワーカーを見つけるスキルを習得
●定型仕事を外に割り振ることで、より価値の高い非定型仕事に割くためのリソースを確保する。

本講座では、個人体制でLP制作を効率的に受注・遂行するメソッドを重視してきました。

ただ、ある程度の実績を積むことに成功し、1案件当たり単価が上がってきたら外注を活用して自分はディレクションに回ることで、時間と精神の自由を手にしていくと良いでしょう。

レベル9に到達したあなたは、すでに数々の制作実績を通じて十分なLP制作スキルと知見を兼ね備えているはずです。今後はそれらを活かし、外注先への適切な指示出し=ディレクション力を磨いていきましょう。

「自分ができることをあえてやらない」ことで、フリーランスとしての働き方は一気にレベルアップします。

構成や設計など本質的な仕事に集中し、定型作業は信頼できるワーカーと分担する――そんなチーム体制を築いていきましょう。

メインコース

LP制作ディレクションコース(14レッスン)

ある程度のレベルまで実績を蓄積して、単価アップを実現できたら、更に収入アップを目指すべくディレクション業務にもチャレンジしていきましょう。

プレイヤーとして時間を切り売りする働き方=受託ビジネスに加えて、ディレクターの立場として柔軟にワーカーさんを活用して委託ビジネスを取り入れることで、さらに自分の仕事の可能性が増えていきます。

また、後半では複数ページで特定のコンバージョンへとユーザーを誘導する「マイクロサイト型LP」をクライアントにどのように提案していくべきか?といった話も盛り込んでいます。

No コンテンツタイトル 収録時間
#1LP制作事業ディレクション編を受講する上での注意点7分15秒
#2「受託ビジネス」と「委託ビジネス」と「コンテンツビジネス」の違い9分01秒
#3「受託ビジネス」と「委託ビジネス」をミックスする4分37秒
#4案件獲得戦略とLPのタイプ別相違点の復習2分38秒
#5プレイヤーポジションからディレクターポジションに移行する上での全体像14分44秒
#6【着目点①】LP制作をどのように切り分けて外注するか?8分43秒
#7【着目点②】ワーカーさん活用方法と実際のクラウドワークス活用事例7分57秒
#8【補足】制作工程の一部をアウトソーシング・自動化する上での考え方3分21秒
#9【着目点③-1】「マイクロサイト型LP」はどのように提案すれば良いのか?4分21秒
#10【着目点③-2】どのような「クライアントの現状」の場合に提案すべきか?6分53秒
#11【着目点③-3】クライアントの「リクエスト」に対して、適切な媒体を「デリバリー」しよう6分23秒
#12【着目点③-4】マイクロサイト型LPの案件を担当した片岡の事例5分35秒
#13【着目点③-5】「マイクロサイト型LP」を作る上での3つのポイント5分50秒
#14【着目点③-6】Elementorではなければいけないのか?STUDIOは?3分39秒

サブコース

下記のCSS(応用)とJavaScriptは、必ずしも学ぶべき内容ではありませんが、「LPのコーディングを最低限の予算で発注する際に必要な知識」となります。

コーダーが考えるコーディングの常識と、LPデザイナーが考えるコーディングの常識にはかなりの乖離があり、もしできる限り予算を抑えて発注を行いたいのであれば、しっかりと私たちの側でコントロールしなければいけないわけです。(コーダーさん側が仕事を進めやすいように配慮してあげる)

よって、下記のコンテンツは、自分で記述するスキルを磨くというよりも、コーダーが保有しているコーディングの常識を把握して、うまくディレクション能力に活かしていくという学び方が最適と言えるでしょう。

LP制作に特化したCSS(応用)

本コースでは、基本的なCSSの知識を押さえた上で、BEMなどのCSS設計やDart Sassを用いたモダンなCSSコーディングについて学んでいきます。

個人で完結する縦型1ページのLP制作では出番の少ない知識となりますが、これらの概念や理屈を学ぶことでコーディングスキル全体のレベルアップや、コーディングを外部に発注する際の指示を的確に行えるようになり、LP制作における仕事の可能性が大きく広がります

実際にVisual Studio Codeを使ってDart Sassを記述しながら、Sassの基本的な機能(ルールセットのネスト、変数、@mixin&@includeなど)を学んでいく初学者でも取り組みやすいカリキュラムとなっています。

Section1: CSS設計
No コンテンツタイトル 収録時間
#1CSS設計の重要性について(目的・理由・必要性)6分30秒
#2CSS設計の目的4分12秒
#3CSS設計の種類① OOCSS5分40秒
#4CSS設計の種類② SMACSS3分50秒
#5CSS設計の種類③ FLOCSS7分53秒
#6CSS設計の種類④ BEM9分23秒
Section2: BEM
No コンテンツタイトル 収録時間
#1BEMの「B」4分54秒
#2BEMの「E」5分31秒
#3BEMの「M」6分15秒
#4BEMのメリットとデメリットを整理しよう6分00秒
Section3: Sass
No コンテンツタイトル 収録時間
#1Sassとは4分59秒
#2Sassのメリット5分36秒
#3Sassの導入方法(Dart Sass)10分21秒
#4Sassの機能① 変数($)5分17秒
#5Sassの機能② ルールセットのネスト化(&)13分48秒
#6Sassの機能③ @mixinと@include7分58秒
#7Sassの機能④ 引数13分27秒
#8Sassの機能 @content9分26秒
#9Sassの機能⑤ 演算11分56秒
#10Sassの機能⑥ @useと@forward12分53秒
Section4: CSS関数
No コンテンツタイトル 収録時間
#1CSS関数① calc()関数を使ってみよう4分41秒
#2CSS関数② min()関数を使ってみよう4分25秒
#3CSS関数③ max()関数を使ってみよう3分58秒
#4CSS関数④ clamp()関数を使ってみよう8分56秒
Section5: CSSに関する周辺知識
No コンテンツタイトル 収録時間
#1CSSカスタムプロパティ4分37秒
#2擬似クラス「:is()」と「:where()」について4分34秒

LP制作に特化したJavaScript

本コースでは、LPに動きを施す上で必要となるJavaScriptの基礎知識を学ぶことができます。

おそらくコーディング初学者にとって、最も取っ付きにくい代表がこのJavaScriptでしょう。特に慣れていない場合、コードを読み解くこと自体に困難を感じるかもしれません。

ただ、昨今jQueryによる実装が非推奨になる時代背景の中で、特定のライブラリに依存しない素のJavaScript(Vanila JS)をあらかじめ理解しておくことは、今後のWeb制作のトレンドについていくためにも重要となります。

そこで、本コースは「ローディング画面」や「画像を順に表示させる」「スクロールアニメーション」といった制作物のクオリティや世界観に直結する表現を実現する方法を優先的に学ぶカリキュラムを採用しています。

本コースはテキスト解説のみとなっております。

No. Section0: 導入
#1 LPにおけるJavaScriptを学ぶ上でのポイント
No. Section1:基礎
#1 JavaScriptとは
#2 JavaScriptの基本的な記述方法
#3 JavaScriptの基本書式
#4 コンソールの使い方
#5 DOMについて
#6 JavaScriptで学ぶべき知識を整理しよう
No. Section2:HTML要素の取得と変更 Part.1
#1 JavaScriptを記述する準備をしよう
#2 要素を取得する querySelector()
#3 テキストを変更する .textContent
#4 テンプレート文字列 ` `
#5 定数 const
No. Section3:イベント
#1 イベント addEventListener()を理解しよう
No. Section4:関数
#1 アロー関数とfunction構文の記述方法について
#2 関数のその他の使い方(引数)
#3 関数を使ってCSSを変更する .style
No. Section5:条件分岐
#1 条件分岐「if文」「else文」「else if」
No. Section6:HTML要素の取得と変更 Part.2
#1 JavaScriptにおけるイベントとは?(復習)
#2 クラスの追加・削除 .classList.add/remove
#3 クラスの切り替え .classList.toggle
#4 文字数カウント .length
#5 真偽値 ture false
No. Section7:スクロール
#1 CSSでプログレスバーを実装する
#2 スクロール量を取得する(scroll,scrollY)
#3 全体を取得する(scrollHeight,clientHeight)
#4 スクロールの割合を計算する(算術演算子)
#5 プログレスバーの幅に設定する
No. Section8:配列 / 繰り返し処理(for文)
#1 insertAdjacentHTMLでHTMLを挿入する
#2 JavaScriptにおける配列の基本と記述方法
#3 配列の中にある画像を表示する
#4 繰り返し処理(for文)を理解する
#5 for文で画像を一覧表示する
#6 変数letと定数constの違いを理解する
No. Section9:オブジェクト
#1 オブジェクトの基本と記述方法(プロパティ・キー・値)
#2 オブジェクトの情報を取得する
#3 配列とオブジェクトを組み合わせる
#4 for文と組み合わせて一覧表示する
#5 分割代入でコードをスッキリさせる
No. Section10:アニメーション part.1
#1 Web Animations APIとは?
#2 透明の見出しを徐々に表示させる
#3 複数のアニメーションを加える
#4 アニメーションの動きに詳細を加える
#5 色々な見出しアニメーションを作ってみる
No. Section11:アニメーション part.2
#1 複数の画像を順番に表示する
#2 画像の表示を1個ずつ遅延させる
#3 色々な画像アニメーションを作ってみる
No. Section12:スクロール×アニメーション
#1 Intersection Observerの仕組みついて
#2 Intersection Observerの記述方法
#3 監視している交差状態の情報を確認する
#4 動作する内容にアニメーションを追加する

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